ブラーケルの小娘

『ブラーケルの小娘』の解説

  • タイトルブラーケルの小娘
  • 著作者グリム兄弟
  • 書籍名ブラーケルの小娘
  • 制作年?
  • 製作国不明
  • 言語不明
  • 著作権状態パブリック・ドメイン
  • 『ブラーケルの小娘』の全文

    ブラーケルの小娘はある日、ヒンネンベルクの麓にある聖アンネ礼拝堂に出かけて行った。彼女は前々から結婚したがっていた。

    礼拝堂に着いた彼女は自分の他に誰もいないと思ってそこで歌い始めた。

    「おお、聖なるアンネよ。ある男と私を結んでおくれ。汝はその男をよく知っておられる。ズットマー門のそばに住んでおり、金色の髪をしている。汝はその男をよく知っておられる。」

    しかし実は祭壇のかげに牧師がおり、それを聞いた彼は荒々しい声で叫んだ。

    「お前はその男と結ばれることはない。結ばれることはない。」

    小娘は、その叫び声は聖母アンネのそばにいた少女マリアによるものだと思った。小娘は怒ってこう叫んだ。

    「生意気な子ね。あなたは黙っていて。私はアンネ様と話がしたいの。」

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