死神の名付け親

『死神の名付け親』の解説

  • タイトル死神の名付け親
  • 著作者グリム兄弟
  • 書籍名死神の名付け親
  • 制作年?
  • 製作国不明
  • 言語不明
  • 著作権状態パブリック・ドメイン
  • 『死神の名付け親』の全文

    貧しい男には12人の子供がいました。子供達に食べさせるために男は昼も夜も必死で働きました。13番目の子供がこの世に生まれた時、彼はこれから先どうすればいいか困りはて、広い大通りにでて、そこで出会った1番最初の人に子供の名前を付けてもらおうと思いました。

    1番最初に出会った人は良い神様でした。良い神様は彼の心を満たしてくれる方でした。神様は男にこういいまいた。

    「貧しい男よ。あなたを哀れに思います。私がその子を抱えながら洗礼し、この世で生きる上で彼を幸せにしよう」すると男は「あなたは誰ですか」と尋ねました。「私は神です」と神がいうと男は神に名付け親になってもらいたくないことを伝えた。

    「神はお金がある者にはあげたまま、貧しい者にはお腹をすかせたままにしておくから」貧しい男には神がどのような配分で富と貧しさを配分しているか知らなかったからです。そして男は神様に背を向けてどんどん進んで行きました。

    どんどん進んでいくと悪魔がやってきました。「何を探しているの?」「わたしを子供の名付け親にしないか?その子にたっぷりの金とこの世の楽しさを教えてやろう」と言いました。男は「あなたは誰ですか?」と出すねると「私は悪魔だよ」と答えました。

    男は「あなたにも名付け親にはなってほしくはありません。悪魔は人を欺き間違った方向に人を誘導するから」といいました。

    男がさらに道をすすんでいくと、今度は死神がひからびた足を引きずりながら近づいてきました。「私を名付け親にしなさい」と。男が「あなたは誰ですか?」と尋ねると「私は死神です。みんなを平等にします」と答えました。

    すると男は「富んだ者と貧乏な者を区別しないあなたにこそ、名付け親になってほしい!」と答えました。死神は「あなたの子供をお金持ちで有名にする。私を友人にすることにより欠けるものはでてこないだろう」

    男は「次の日曜が洗礼です。正しい時間に来てください」と言いました。死神は約束通りに表れ、名付け親を務めました。

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