『愛国心』私はこう思う

『『愛国心』私はこう思う』の解説

  • タイトル『愛国心』私はこう思う
  • 著作者知里 真志保
  • 書籍名和人は舟を食う
  • 出版社北海道出版企画センター
  • 出版年2000年6月9月
  • 制作年?
  • 製作国不明
  • 言語新字新仮名
  • 著作権状態パブリック・ドメイン
  • 初出「毎日新聞」1960(昭和35)年11月18日朝刊
  • 『『愛国心』私はこう思う』の全文

    知里真志保

    アイヌ語もろくにわからぬ連中がマスコミの波に乗ってアイヌ研究を随筆化し、そのでたらめさにたえかねて私などがたまに真実をあばくと、やれ偏狭だの思い上がっているのだと袋だたきの目にあうのが現状だ。

    学問の世界ですら正直者はバカをみるのが現状であってみれば、名誉ある孤立を守って地味な仕事をこつこつと続けてゆくのがささやかながら僕の愛国心の発露だと思っている。

    〈『毎日新聞』昭和35年11月18日朝刊〉

  • 投稿日