少年と牛の胃袋

『少年と牛の胃袋』の解説

注:後の編集者によっておそらく追記された教訓にはこう書かれています:「この寓話は、孤児の財産を浪費し、後に借りを返えさなくてはならずに泣きを見る人に当てはまるかもしれません。」アルチャート著『エンブレマタ』129番には、人間ではなくトビとその母鳥について同じ話が書かれています。

  • タイトル少年と牛の胃袋
  • 著作者イソップ(アイソーポス)
  • 書籍名少年と牛の胃袋
  • 制作年?
  • 製作国不明
  • 言語不明
  • 著作権状態パブリック・ドメイン
  • 『少年と牛の胃袋』の全文

    田舎者の集りは、肉がのった大皿やワインで満ちた瓶をテーブルの上に用意し、広い脱穀場に葉を散らして、いけにえの雄牛を女神デメテルに捧げました。

    そこにはお腹がいっぱいになるまで貪欲に牛の胃袋を食べた少年がいました。家路の途中、少年は胃痛に襲われました。

    母親の優しい腕の中に倒れこんだ少年は、吐いて言いました。「ああ悲しい、ぼくは死んでしまいます!お母さま、ぼくの中から臓物が全部出てきています!」

    母親は、「しっかりして、全て吐き出してしまいなさい。何もためらってはいけません。吐いているのはあなたの臓物ではありません、食べた牛の臓物です!」

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