アイソーポスと弓

『アイソーポスと弓』の解説

注:緩んだり張ったりする弓の主題は、古代ローマでよく使われた表現でした。(例、ホラティウス著『カルミナ』2章p10:「アポローンはいつも弓を張るとは限りません。」)似たような物語が聖アントニオスの人生(『黄金伝説』21章)にも見られます:射手は聖アントニオスが休んでいるのを見て腹を立てたので、聖アントニオスは射手に矢を次から次へ射るようにと言います。ついに射手は、「もしこのように続けるなら、私の弓は壊れてしまいます!」聖アントニオスは人々にも同じことが言えると言います。「もし休息を全く取ることが出来ないなら人々は衰えてしまうでしょう。」同様に脳も時々娯楽を与えなければなりません。そうすれば後で、より明瞭に考えることが出来ると気づくでしょう。

  • タイトルアイソーポスと弓
  • 著作者イソップ(アイソーポス)
  • 書籍名アイソーポスと弓
  • 制作年?
  • 製作国不明
  • 言語不明
  • 著作権状態パブリック・ドメイン
  • 『アイソーポスと弓』の全文

    あるアテネ人は大勢の子どもたちの中でビー玉遊びをしているアイソーポスを見て、まるで狂人を見るかのように笑いました。

    笑われることよりも他人をすぐ笑う方だった老人のアイソーポスは、何が起こっているのかに気づくと、緩んだ弓を取り道の真ん中に置きました。

    アイソーポスは、「はい、そこの知ったかぶりさん、私が今したことの意味を説明してください。」と言いました。周りには人々が皆集まりました。

    その男はしばらく脳みそを絞りましたが、アイソーポスの質問に何とか答えることが出来ず、ついに諦めました。

    そしてこの知恵比べに勝ったアイソーポスは、「もしあなたの弓がいつもきつく張られていたら、すぐに壊れてしまいます。しかし、もし弓を緩ませるなら、必要なときはいつでも使うことが出来るでしょう。」と説明しました。

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