アポローンの神託

『アポローンの神託』の解説

注:デルポイはパルナソス山の斜面に位置しており、デルポイ神託の女神官は「ピューティアー」と呼ばれていました。月桂樹はアポローンの神聖な植物で、デロスは彼が生まれた島です。

  • タイトルアポローンの神託
  • 著作者イソップ(アイソーポス)
  • 書籍名アポローンの神託
  • 制作年?
  • 製作国不明
  • 言語不明
  • 著作権状態パブリック・ドメイン
  • 『アポローンの神託』の全文

    「デルポイの神殿に住み美しいパルナソス山に居を構えるポエボス・アポローンよ、どうかお願いします、私たちに最善の道お示し下さい。」

    それらの言葉で、月桂樹が震え一面が青白くなる間、神託を受けた女神官の髪は逆立ち、三脚台は震え始め、神殿の中から儀式の音が鳴り響きました。

    神に取りつかれ、デルポイ神託の女神官はこう発言しました。「国よ、デロス島の神であるアポローンの忠告を聞きなさい。信心深く暮らしなさい。天国にいる神との約束は守りなさい。母国や両親、子どもや貞節な妻は軍事力で守りなさい。敵は剣で追い払いなさい。友人を励まし、不幸にあった犠牲者には優しくありなさい。正直者を援助し、嘘つきな悪党に対抗しなさい。犯罪行為に仇を討ち、悪人を非難しなさい。夫婦の交わりをゆがんだ不貞で冒涜する者たちは皆罰しなさい。悪事を働く者を警戒し、誰も過度に信用してはいけません。」

    これらの言葉を発すると、純潔な女神官は激しく逆上し、本当にひどく腹を立てました。なぜなら彼女の言葉は空しく語られたからです。

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